『春琴(しゅんきん)』 演出:サイモン・マクバーニー

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谷崎潤一郎の「春琴抄」「陰翳礼讃」をもとに、コンプリシテのサイモン・マクバーニーが
演出を手がけた作品。世田谷パウリックシアターにて。

[演出] サイモン・マクバーニー
[美術] 松井るみ/マーラ・ヘンゼル
[照明] ポール・アンダーソン
[音響] ガレス・フライ
[映像] フィン・ロス
[衣裳] クリスティーナ・カニングハム 

[出演] 深津絵里、チョウソンハ、ヨシ笈田/
立石凉子、宮本裕子、麻生花帆、望月康代、瑞木健太郎、高田惠篤/本條秀太郎(三味線)
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2003年、村上春樹の短編集を原作に、彼が今作と同じく世田谷パブリックシアターで
演出を手がけた「エレファント・バニッシュ」に心を奪われた。

感性だけでは表現できない、理性で構築された様式美を感じた。
ラストの盛大な目つぶし明かりは鮮烈だった。

「春琴」もまた、人や音、明かりやモノといった素材を巧みに扱い、
まるで美しい数式の解法を見ているかのような、理性的な恍惚感を与えてくれた。


昔一緒に1万個のドミノを並べた舞台系の友人も、偶然同じ公演を観に来ていた。
彼は女性を傍らにして。

羨望。
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by seijiseiji8 | 2008-03-03 08:47