思い出再訪

約6年ぶりに京都を訪ねる。僕はここで予備校生活を1年送った。

1年ほど前にも来たけれど、その時は大阪で舞台を観ることがメインで、京都では今の会社の同期に会いに行ったぐらい。

当時住んでいた予備校の寮を訪れたら、そこに来て1週間で当時地元にいた彼女に振られたことを思い出した。あの時はしばらく笑顔の作り方を忘れていた。

彼女は高校で3番目ぐらいに可愛く、健康的でしなやかで、とんでもなく淫乱だった。受験勉強よりセックスを強要されたのは、今となっては良い思い出。

始まりもまずはセックスだった。とにかく肉欲に縛られた女だった。

その子と一つ前の彼女をバドミントンで対決させて眺めてたことも、今となっては良い思い出。

今もどこかで誰かとセックスしてるんだろう。


今でこそ食べたい時に食べたい物を食べ、ブランドものの服しか着ないけれど、当時僕はひどく貧乏で、毎日寮からご飯と漬け物を盗んで昼ごはんにしていた。

ご飯のオカズは漬け物だけ。黄色いタクアンの時は嬉しくて、ピンクの酸っぱいやつの時は悲しかった。

当時の最大の贅沢と言ったら、月に1回400円ぐらいの唐揚げ弁当を食べることだった。

そんな食生活だったから、頬はこけ、今よりも20キロ軽かった。それだって今となっては良い思い出だと思える。


6年も経てば古都と言えど町並みは変わる。駅前にはヨドバシカメラのビルが立つそうだ。

変わらないでいることは、それもまた価値のあることなんだ。
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by seijiseiji8 | 2007-12-31 12:50